コーティングで本当に臭いが消える?
- sk-service-inc
- 3月3日
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コーティング施工前後でトイレの臭いは大きく改善します。特におしっこ臭がするトイレは劇的に改善しますので、臭いにお悩みの場合には特にお勧めしています。
「そうは言っても、コーティングで本当に臭いが消えるの?」
という疑問をお持ちの方の為に、今回も実証データをご紹介します。
臭気測定
今回はトイレコーティング施工前後で設備の臭気がどのように変わるのかを臭気計を用いて測った結果を見てみましょう。
臭気計の測定値は数値が高い程臭いが強いことを示し、施設の老朽化や管理状態の推移を客観的に判断する材料になります。
但し、芳香剤の香りや喫煙所のたばこ臭等、トイレのおしっこ臭以外の臭いも値に反映されてしまうため、その様な施設は調査対象から除外しています。
測定対象は公衆トイレの男子トイレと女子トイレの各衛生陶器と床になります。
使用器具 | 新コスモス電機株式会社 ポータブル型ニオイセンサ XP-329m |
校正 | 各測定毎にトイレ外のなるべく清浄な空気で実施 |
判定基準 | 校正値「0」を基準とした相対値で判定 |
測定場所 | 男子、女子、誰でもトイレの小便器、大便器、床 |
測定値の範囲 | 0~999 |
施工前 | 稼働開始から数年~数十年経過した状態 |
施工後 | 施工後1か月~半年程度経過した状態(施工直後ではない) |
計測に使用したのはこちらの臭気計です。

対象に測定器本体の先端を近づけて臭気を吸引させると即座にデジタル数値で臭気の値が表示されるようになっています。
実際にどの程度の変化があるのかはこのような臭気計を使えば数値で確認することが可能です。

施工前後の変化
稼働中のトイレ34箇所にて測定した結果の平均値の一覧がこちらの表です。
施工前は利用開始から数年~数十年経過した状態、施工後は施工後1カ月~半年程度経過して測定しています。※施工直後の測定ではありません
結果、施工前の約3分の1程度まで臭気の値が低下していました。これは衛生陶器のリム内側、トラップ部、床等に付着した尿石や汚れが除去されて臭いの元が解消され、その後の蓄積が無い事を示しています。

この結果からガラスコーティングの施工によって臭気が大幅に減少していることがわかりました。
今回は施工直後ではありませんでしたので、施工直後であれば更に大きな差が出ているものと思われます。
施工前に強い臭いが出ていた施設も施工後は明らかに臭いがしなくなりますので、直後の未使用の状態であれば臭気も1桁またはそれに近い値になるのではないでしょうか。
次回は施工直後に測ってどの程度の値になるのかをみたいと思います。